
地上戦セールス:客先の沈黙を開発へ持ち帰る
客先の沈黙を開発へ持ち帰る。 セールスの仕事は、うまく話すことだと思われがちだ。 けれど、EEGで必要としている地上戦のセールスは、話す人である前に、現場の反応を正しく持ち帰る人だ。 ネットで資料を見せる。LPを作る。広告を出す。問い合わせ…

EEG Editorial
Content Team
いいプロダクトを世の中の話題にする。 これは、派手にバズらせるという話ではない。 良いサービスは、黙っていても広がる。そう信じたい気持ちは、ぼくにもある。作った本人ほど、そのサービスの価値を知っている。なぜ必要なのか。どこが便利なのか。どんな人を助けるのか。頭の中では、すでに十分すぎるほど明確になっている。 でも、世の中から見ると、そのサービスはまだ存在していないのと同じだ。 人は、知らないものを…
いいプロダクトを世の中の話題にする。
これは、派手にバズらせるという話ではない。
良いサービスは、黙っていても広がる。そう信じたい気持ちは、ぼくにもある。作った本人ほど、そのサービスの価値を知っている。なぜ必要なのか。どこが便利なのか。どんな人を助けるのか。頭の中では、すでに十分すぎるほど明確になっている。
でも、世の中から見ると、そのサービスはまだ存在していないのと同じだ。
人は、知らないものを選べない。見たことのないものを信じにくい。名前を聞いたことがないサービスには、少し不安を覚える。これは顧客が鈍いという話ではない。人間は、何度も目にしたもの、誰かが話題にしているもの、検索して出てくるものを、安全な選択肢として認識しやすい。
だから、いいプロダクトを作っただけでは足りない。
それを、世の中の話題にする人が必要になる。
作った本人の中には、強い思想がある。
この業務はもっと楽になるはずだ。この手作業はなくせるはずだ。この古い構造は変えられるはずだ。そういう怒りや願いがあるから、サービスは生まれる。
けれど、その思想は、そのままでは顧客に届かない。
作り手が「この機能がすごい」と思っている時、顧客は「自分の仕事に関係あるのか」を見ている。作り手が「技術的にかなり頑張った」と思っている時、顧客は「導入して面倒が増えないか」を見ている。作り手が「これは未来を変える」と思っている時、顧客は「明日の会議で説明できるか」を考えている。
この距離を埋めるのが、マーケターの仕事だと思っている。
ただ言葉をきれいにするだけではない。作った本人の思想を、顧客が受け取れる言葉に変える。開発過程の熱を、読む人が追いかけたくなる物語にする。まだ検索されていない課題に、検索される言葉を与える。
広告担当ではなく、サービスの熱を社会へ翻訳する人だ。
マーケティングというと、すぐSNSの投稿数やフォロワー数の話になりやすい。
もちろんSNSは大事だ。作っている途中の熱、使ってくれた人の声、開発者の考え方、失敗から学んだこと。そういうものをリアルタイムに届けられる場所だからだ。
でも、空中戦はSNSだけではない。
LPがある。Webサイトがある。検索がある。広告がある。コミュニティがある。メールもある。資料もある。イベントもある。どの入り口から来た人が、どの言葉で立ち止まり、どの説明で不安を消し、どの導線で相談や導入へ進むのか。
そこまで含めて、インターネットを総活用するのが空中戦だ。
良いサービスを、ただ「あります」と置くだけでは弱い。なぜ今それが必要なのか。どんな人に向いているのか。導入すると何が変わるのか。作った本人は何を見ているのか。その言葉が、SNS、LP、Web、検索、広告、コミュニティの中で一貫していくと、少しずつ認知が需要に変わっていく。
最初のファンは、偶然だけでは生まれない。
熱が見える場所を作り、関心が育つ導線を作り、信頼が積み上がる文脈を作る。そこにマーケターの腕が出る。
EEGは、Engineers’ Ego Guild。日本語の芯は「エンジニアの矜持を取り戻すギルド」だ。
組織としては、7割がサービスをゼロからリリースまで作れるエンジニア。3割がセールス、マーケター、UI/UXデザイナー、資金調達、経営のプロ。
利益配分は、11がエンジニア、つまり作る人。6がプロフェッショナル。3がEEG。
水曜の空中戦マーケターにおける6は、SNS、LP、Webなどで認知と需要を作る仕事への報酬だ。
これは、投稿代行の費用ではない。広告の設定作業だけの対価でもない。
作った本人の思想を、世の中が受け取れる言葉に変える。まだ知られていないサービスを、見つけられる状態にする。最初のファンが生まれる場を作る。プロダクトが孤立しないように、社会との接点を増やしていく。
その空中戦に対する報酬が、プロフェッショナル側の6だ。
主役はあくまで作った本人でいい。けれど、主役がどれだけ良いものを作っても、世の中の視界に入らなければ存在しないのと同じになる。だから、3割のプロが必要になる。
EEGで一緒にやりたいマーケターは、ただ数字を増やす人ではない。
もちろん数字は見る。表示回数、クリック率、検索順位、CVR、問い合わせ数、継続率。見ないといけないものはたくさんある。
でも、数字だけを追いかける人では足りない。
作った本人の熱を見られる人がいい。そのサービスが生まれた理由を聞ける人がいい。顧客がどの言葉で反応するのかを試せる人がいい。SNSだけ、広告だけ、LPだけに閉じず、インターネット全体を使って需要を育てられる人がいい。
いいプロダクトを世の中の話題にする。
それは、軽い煽り文句を作ることではない。サービスの中にある価値を、必要としている人が見つけられる形へ変えることだ。作った本人の思想を、社会の言葉へ変えることだ。
AIで作る速度が上がった時代ほど、世の中には新しいサービスが増えていく。だからこそ、ただ作っただけでは埋もれる。熱があっても、言葉がなければ届かない。価値があっても、文脈がなければ選ばれない。
その熱を、話題に変えられる人。
SNS、LP、Web、検索、広告、コミュニティを使って、最初のファンと需要を作れる人。
その力を、EEGの3割として貸してほしい。