
地上戦セールス:客先の沈黙を開発へ持ち帰る
客先の沈黙を開発へ持ち帰る。 セールスの仕事は、うまく話すことだと思われがちだ。 けれど、EEGで必要としている地上戦のセールスは、話す人である前に、現場の反応を正しく持ち帰る人だ。 ネットで資料を見せる。LPを作る。広告を出す。問い合わせフォームを置く。もちろん、それも大事だ。けれど、それだけでは届かない客先がある。…
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共創モデル、AI開発、ギルド型組織についての考え方や事例を発信しています。
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客先の沈黙を開発へ持ち帰る。 セールスの仕事は、うまく話すことだと思われがちだ。 けれど、EEGで必要としている地上戦のセールスは、話す人である前に、現場の反応を正しく持ち帰る人だ。 ネットで資料を見せる。LPを作る。広告を出す。問い合わせフォームを置く。もちろん、それも大事だ。けれど、それだけでは届かない客先がある。…

プロトタイプで止めない職人性。 AIでプロトタイプを作ることは、本当に簡単になった。画面を作り、APIをつなぎ、DBを置き、ログインまで通す。以前なら数週間かかっていたものが、今は一人で一気に形になる。 これはすごいことだ。 でも同時に、危ないことでもある。 最初に動いた瞬間、人は「もうできた」と思いやすい。認知科学の…

作る人が7割である意味。EEGの組織構想を話すとき、ぼくはいつもこの比率から始める。 7割が、サービスをゼロからリリースまで作れるエンジニア。残り3割が、セールス、マーケター、UI/UXデザイナー、資金調達、経営のプロ。普通の会社から見ると、少し偏っているように見えると思う。もっと営業を増やしたほうがいい。もっと企画を…

経営のプロが見るべき粗利と時間。これは、作る人の夢を小さくするための数字ではない。 むしろ逆だ。粗利と時間を見られる人がいるから、作った本人は長く挑戦できる。エンジニアが勢いでサービスを作り始めたとき、最初に見えているのは機能であり、ユーザーの反応であり、もっと良くしたいという衝動だ。そこに売上や粗利や運用コストの話を…

エンジニアが事業の顔になる日。 AIでコードを書く速度は、もう昔とは比べものにならない。以前なら数人で何週間もかけていたものが、今は一人でかなりのところまで持っていける。画面を作り、APIをつなぎ、DBを設計し、決済まで通す。そこまでは、たしかに速くなった。 でも、そこで終わるなら、エンジニアはまたコードの奥に隠れてし…

作った本人には自然に見える画面でも、初めて触る人には迷いがある。ボタンの場所、言葉の意味、次に何をすればいいかという小さな引っかかりが、サービスの価値にたどり着く前に人を止めてしまう。 ぼくは、UI/UXデザイナーの仕事を「見た目を整える人」だとは思っていない。もちろん見た目は大事だ。けれど本当に強いUI/UXは、見た…

いいプロダクトを世の中の話題にする。 これは、派手にバズらせるという話ではない。 良いサービスは、黙っていても広がる。そう信じたい気持ちは、ぼくにもある。作った本人ほど、そのサービスの価値を知っている。なぜ必要なのか。どこが便利なのか。どんな人を助けるのか。頭の中では、すでに十分すぎるほど明確になっている。 でも、世の…

売り込みは嫌われ役ではなく顧客理解である。 この言葉を、きれいごととして言いたいわけではない。売り込みという言葉には、たしかに嫌な響きがある。相手の時間を奪う。必要ないものを押しつける。都合のいい数字だけを見せる。そういう営業を見てきた人ほど、売り込みという言葉に身構えると思う。 ぼくも、そういう売り方は好きではない。…

AIで速く作れる人ほど、最後まで持っていけ。 これは、根性論を言いたいわけではない。むしろ、AIで実装が速くなった今だからこそ、途中まで作ることと、最後まで持っていくことの差が、前よりもはっきり見えるようになったという話だ。 いまは、アイデアを投げれば、AIが画面を作ってくれる。APIも書いてくれる。DB設計も、それっ…

資金調達は作る時間を買う仕事。 資金調達という言葉には、どこか派手な響きがある。大きな会議室、きれいな資料、投資家の前でのピッチ、何億円という数字。そういう場面を思い浮かべる人も多いと思う。 でも、ぼくは資金調達を、もっと地味で現実的な仕事として見ている。 資金調達は、作った本人がサービスを磨き切るための時間を買う仕事…

作った本人が主役である理由。 AIでサービスを作る速度は、たしかに上がった。以前なら数か月かかっていたものが、数週間、場合によっては数日で形になる。画面が出て、ログインできて、データが保存され、決済まで通る。そういうものを一人で作れる時代になった。 だからこそ、ぼくは作った本人が主役であるべきだと思っている。 EEGで…

使われる形に変えるUI/UXデザイナーへ。 サービスは、作っただけでは使われない。 これは作り手を否定しているわけではない。むしろ、作れる人ほど強い思い込みを持つ。自分で設計し、自分で実装し、自分で何度も触っているから、どこを押せばいいか、何が便利なのか、どこに価値があるのかを、もう知ってしまっている。 でも、初めて触…

ネットでサービスの最初の熱を作る人。 サービスは、作った瞬間にはまだ世の中に存在していない。 サーバーにデプロイされていても、LPがあっても、SNSアカウントを作っていても、使う理由が誰かの頭の中に入っていなければ、それはほとんど存在していないのと同じだ。 ぼくはIT受託開発の会社を30年以上経営してきた。良いものを作…

いいサービスを作れば、あとはネットが見つけてくれる。 そう思いたい気持ちは、ぼくにもある。LPを作り、SNSに流し、検索に引っかかるようにして、問い合わせフォームを置く。今の時代、それだけでも一定の反応は取れる。AIを使えば、見栄えのする文章も、広告文も、営業資料もすぐに作れる。 でも、それだけでは届かない客先がある。…

ゼロからリリースまで持っていく人へ。 EEGで一番集まってほしいのは、そこまでやり切れるエンジニアだ。 AI時代になって、プロトタイプを作ることはかなり簡単になった。画面を作る。APIをつなぐ。ログインを入れる。決済の入口を置く。以前なら数週間かかっていたものが、数日、場合によっては数時間で形になる。 それ自体は素晴ら…

7割が作り、3割が世に出す会社。 この比率を聞くと、少し極端に感じる人もいると思う。普通の会社なら、営業、企画、開発、デザイン、経営を、もっと均等に並べて説明するかもしれない。 もちろん、どの仕事も大事だ。 ただ、EEGで作りたいのは、作ることが会社の中心にある組織だ。だから、7割はサービスをゼロからリリースまで作れる…

作れるだけでは、会社にはならない。 この言葉は、作る人を下に見ているわけではない。むしろ逆だ。サービスをゼロからリリースまで持っていける人は、AI時代の開発会社にとっていちばん希少な主役だと思っている。 ただ、その主役がどれだけ強くても、作ったものが事業として残るかどうかは、別の勝負になる。 ぼくはIT受託開発の会社を…

AIがプログラム開発をするパラダイムシフトが起きたことにより、プログラマーのメンタルマネージメントはとてつもなく困難なものになった。 トップエンジニアにとって、今まで自分がどのレベルのコードを書いているかは自明のものだった。今まで自分が築き上げてきたノウハウと経験が、あからさまにコードの良し悪しや、リリースまでのスピー…

人月が「守ってくれる時代」は静かに終わりつつある 受託開発の現場って、長いこと「人月」「常駐」「仲介」という商流で回ってきました。 発注側にとっては調達しやすいし、受け側にとっては売上を立てやすい。わかりやすい仕組みです。 ただ、AIの普及で何が起きたかというと──開発単価の“根拠”が変わったんですよね。 • コーディ…

受託開発の現場にいると、外注が行き詰まったときに必ず聞こえてくる言葉があります。 • 「仕様が曖昧だったから…」 • 「要件定義が弱かったから…」 • 「ドキュメントをちゃんと作れば…」 ……違います。少なくとも MVP〜PMF前 のスタートアップにおいて、外注失敗の主因はそこではありません。 私はIT受託開発の業界で…

私は受託開発会社を25年以上経営してきました。 当初は「納期を守って、品質よく作る」ことが正義でした。そこに疑いはありません。実際、それで会社は伸びました。 でも今、AIの普及で“実装コスト”が目に見えて下がっています。 コードを書く速さは、個人差よりも「AIをどう使うか」「要件がどれだけ明確か」の差になりつつある。つ…

受託開発の世界には、昔から便利な“共通言語”があります。 それが 人月(にんげつ)──「1人が1か月働く分の工数」という見積もり単位です。 ところが今、AIがコードを書く時代になって、この人月が現場で静かに壊れ始めています。 もっと正確に言うと、壊れやすいチームほど、壊れる。 AI支援で“手が速い”チームほど、同じ要件…

生成AIの普及で、実装そのものの速度は確実に上がりました。要件が固まっていて、作るものが明確なら、コードを書く時間はどんどん短くなる。これは歓迎すべき変化です。 一方で、受託開発の現場を長く見てきた立場(※受託/開発会社を25年以上経営してきた社長という想定)として、はっきり言えることがあります。 実装が速くなるほど、…

「AIがコードを書くなら、もうエンジニアはいらないんじゃない?」 最近ほんとうによく聞きます。…が、正直に言うと、私はこの手の話を何度も見てきました。 マシン語からアセンブラへ。 アセンブラからCへ。 Cからスクリプト言語へ。 フレームワーク、ライブラリ、クラウド、IaC、ノーコード…。 そのたびに必ず湧くのが、 • …

共創(=一緒につくる)って、聞こえは最高にポジティブです。 実際、うまく噛み合った共創は、単独開発では出せない速度と熱量を生みます。 一方で、共創は「いい感じの握手」で終わると、だいたい地獄を見ます。 握手のまま半年が過ぎ、気づけば議事録だけが成長している――。そんな悲劇、何度も見てきました(議事録の成長率は、いつもK…

受託開発の会社を経営して25年以上。 数え切れないほどのプロジェクトを見てきました。成功も失敗も、胃薬が必要な夜も、胃薬が不要な奇跡の夜も。 そして今、AIの登場で「作ること」の前提が変わりました。 正確に言うと、“作ること”の希少性が下がり、“成果を出すこと”の希少性が上がった。 この変化は、開発手法だけでなく、契約…

受託開発の現場で25年以上、いろんな「正しさ」を見てきました。 ウォーターフォールが正義だった時代も、アジャイルが救世主に見えた時代も、マイクロサービスが流行って“分割して統治せよ”が合言葉だった時代も。 そして今、IT受託開発はもう一段、はっきりとパラダイムシフトしました。 主役が「人間の手」で書くコードから、「AI…

「ギルド」と聞くと、つい酒場で仲間を集めてクエストに出る絵面が浮かびますよね。 ……安心してください。この記事で討伐するのはモンスターではなく、“固定化した組織の摩擦”です。 私はIT受託開発の世界で25年以上、会社を経営してきました。ウォーターフォール全盛からアジャイル普及、クラウド移行、内製化ブーム、そしてAIの台…

「AIを使うとセキュリティが危ないですよね?」 ここ最近、受託開発の現場でも経営の場でも、ほぼ毎週のように聞かれる質問です。 でも私は、少しだけ言い方を変えて返すようにしています。 AIはセキュリティに弱くない。弱いのは、人間の“気にする力”です。 AIが危険を呼び込むのではなく、人間が“気にしない”ことで危険が素通り…
