
地上戦セールス:客先の沈黙を開発へ持ち帰る
客先の沈黙を開発へ持ち帰る。 セールスの仕事は、うまく話すことだと思われがちだ。 けれど、EEGで必要としている地上戦のセールスは、話す人である前に、現場の反応を正しく持ち帰る人だ。 ネットで資料を見せる。LPを作る。広告を出す。問い合わせ…

EEG Editorial
Content Team
経営のプロが見るべき粗利と時間。これは、作る人の夢を小さくするための数字ではない。 むしろ逆だ。粗利と時間を見られる人がいるから、作った本人は長く挑戦できる。エンジニアが勢いでサービスを作り始めたとき、最初に見えているのは機能であり、ユーザーの反応であり、もっと良くしたいという衝動だ。そこに売上や粗利や運用コストの話を持ち込むと、水を差しているように見えることがある。 でも、経営は作り手を縛る仕事…
経営のプロが見るべき粗利と時間。これは、作る人の夢を小さくするための数字ではない。
むしろ逆だ。粗利と時間を見られる人がいるから、作った本人は長く挑戦できる。エンジニアが勢いでサービスを作り始めたとき、最初に見えているのは機能であり、ユーザーの反応であり、もっと良くしたいという衝動だ。そこに売上や粗利や運用コストの話を持ち込むと、水を差しているように見えることがある。
でも、経営は作り手を縛る仕事ではない。
粗利を見るとは、売上の大きさに酔わず、そのサービスが続く形になっているかを見ることだ。月額売上が立っていても、サーバー費、人件費、サポート工数、広告費、外注費を引いたあとに何も残らないなら、そのサービスは作った本人を少しずつ疲弊させる。見た目は成長しているのに、作る人の時間だけが削られていく。その状態を放置すると、いいサービスほど先に作り手が壊れる。
時間を見るとは、誰の時間がどこに溶けているかを見ることだ。
ユーザー対応に毎日2時間取られているのか。手作業の運用に週10時間使っているのか。仕様変更のたびに、同じ説明を何度も繰り返しているのか。そういう時間の漏れを見つけ、仕組みに戻し、作る人が本来の改善に戻れるようにする。そこに経営のプロの価値がある。
EEGで作ろうとしているのは、7割のエンジニアがサービスを作りまくり、3割のプロがそれを売れる形、広がる形、使われる形、資金が集まる形へ磨く会社だ。7割が主役であることは変えない。けれど、主役が走り続けるには、数字を見る人が必要になる。
売上、粗利、継続率、CAC、LTV、資金繰り。こういう言葉は、作る人にとって少し冷たく聞こえるかもしれない。でも本当は、作った本人が自分のサービスを諦めなくていいようにするための言葉だ。どこまで投資できるのか。いつ撤退条件を決めるのか。どの改善が利益を残し、どの機能が時間だけを食っているのか。そこを数字で見られる人がいると、開発は根性論から抜け出せる。
EEG = Engineers’ Ego Guild。日本語で言えば、エンジニアの矜持を取り戻すギルドだ。
利益配分を11(エンジニア/作る人):6(プロフェッショナル):3(EEG)としているのも、作った本人が主役であることを報酬面でも守りたいからだ。同時に、経営のプロを含む3割の専門家にも、成果に向き合うだけの具体的な報酬イメージを持ってほしい。数字を見る仕事は、横から口を出す仕事ではない。作った本人の挑戦を、長く続く事業へ変える仕事だ。
ぼくは、作れる人だけで会社ができるとは思っていない。
でも、作る人の主体を奪う経営にもしたくない。必要なのは、夢を語る人と、数字を見る人が同じ方向を向くことだ。粗利を見て、時間を見て、資金繰りを見て、作った本人がもう一度サービスに集中できる状態を作ることだ。
EEGには、そういう経営のプロに来てほしい。
作り手の熱を否定せず、数字で現実に着地させられる人。粗利を守りながら、時間を取り戻せる人。作った本人が主役であり続けるために、見えにくい地盤を整えられる人。
7割のエンジニアが作りまくるには、3割の経営のプロが必要だ。
そしてその仕事は、誰かの夢を小さくすることではない。夢を途中で終わらせないために、現実の数字を味方につけることだ。